皆さん新年度が始まりましたね。
そして、各種メーカーの値上げも・・・・・。
弊社の購入資材もここ近年、複数回値上げがある状況です。
工事に関しては労働者不足も深刻な問題のひとつです。
新築・改修の発注側は工事費の増加だけでなく、維持管理+改修コストはかなりの増加となると思われます。
各種仕上げ材にはそれぞれメリット・デメリットが存在しますが、建物外壁仕上げはタイルが良いと私は考えます。
RC造では特に!!
メリットとしては、高級感ある堅牢な外壁を作るだけでなくメンテナンスも容易です。
デメリットとしては、工事コストの増加と剥離です。
タイル種類や仕様・工法にもよりますが、塗装に比べ増加するのが一般的です。
湿式工法の場合、施工品質の確保が職人さんの手による所もデメリットのひとつと言えます。
そこで、
今回は、
デメリットを掘り下げてみようと思います。
2015年に大分駅はリニューアルされ、利便性も良くなり大分の顔として立派になりました。
2022年 完成より7年経過した先日、ふと見上げると・・・・
ん?
タイル剥離してます。
剥離原因はいろいろと考えられます。
建設より現在まで地震も多数ありましたが、令和4年1月22日の地震は震度5強でした。
大分駅のタイル剥離は地震以前なのか地震でなのかは、以前を確認していませんのでわかりません。
しかし、タイルは剥離してます。
水平部は打継目地まわりですので地震横揺れが雨水によるもの、出隅は同左の影響もあり剥離したものと思います。
どちらにせよ、沢山の位置で剥離が発生しております。
※大分駅は該当壁面下に庇があるので、落下タイルによる人的被害はありません。
弊社が取り扱う商品は、東日本大震災 震度6強の地域でも落下タイルが無いと聞いてます。
全国的なタイル剥離事案を見ても、熟練工の高齢化+労働者不足から施工品質の確保も難しいのかも知れません。
そこで、
素人の私が弊社取り扱い商品でのタイル直貼り試験をしてみようと思います。
経年試験は実際の建築物が証明してくれるので、素人の私が作った試験体を物理的に破壊をしてみます。
そして、タイルを破壊した試験体を詳しく見てみようと思います。
試験の目的は、商品の能力が施工品質をサポートできれば、より安全性の高いタイル施工が可能なはずです。
塗装の場合は、美観的にも能力的にも再塗装必須なので、ランニングコストからみる外壁タイル張りはそんなに高くはありません。
今後ともよろしくお願い致します。
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